社内報のキソ

社内報のキソ

個人情報への配慮の加減がわからない

Q 社員の結婚・出産などのお祝いコーナーを前任者から引き継ぎましたが、個人情報保護法の観点から問題はないのか気になります。

 

A 記載内容に一定の配慮は必要ですが、今も約8割の社内報が慶弔関連記事を設けています。気になる点は法務部に確認しましょう。

 

社員同士のつながりやコミュニケーションを大事にする大きな組織の社内報によくある、結婚や出産などの慶弔関連コーナー。個人情報保護法が施工された2005年直後からそれぞれの会社が法令に準ずる個人情報保護規程を確立するまでの間には、多くの会社で一旦取り下げる動きが見られました。しかし、そこから徐々に復活してきていて、現在は8割以上の社内報に類似の掲載が見られます。それくらい、社員の「人として」の素顔が見えるコーナーの人気は根強いようです。

 

個人情報保護法の重要なポイントは、

  • 1掲載情報が適切な(正式な)方法で取得されているということ
  • 2該当社員に記事の目的を明示して、都度、掲載の許可を取っているということ

です。個人情報の取り扱いのルールは会社ごとに異なりますので、引き継いだ企画に不安がある場合や、新たに個人情報を活用する企画を考える際には、必ず自社の法務部に相談して、問題のない方法を確認してください。

 

一覧に戻る

社内報担当者向け基礎講座

TOPへ戻る