社内報のキソ

社内報のキソ

1-2.媒体と刊行頻度(How・When)

社内報の刊行頻度はどれくらいが適切なのでしょうか。

 

最近は、昔からある紙の媒体以外にも、動画の利用や、即時性の高いWeb社内報・アプリ社内報の導入が加速していますが、コーポレートコミュニケーションがうまい会社はそれぞれの媒体の特徴をしっかり見極めて戦略的に使い分けています。

紙の社内報

毎月紙媒体を発行する会社は少なくなりましたが、現在(2019年末)でも、紙媒体の社内報は隔月(年6回)~季刊(年4回)で発行する会社が最多です。これ以上の期間が開くと、情報共有メディアとしては忘れられ、マインドシェアが落ちてしまいます。

 

発行頻度を抑える分、紙の社内報に経営課題に関する深い理解や帰属意識を促すなどの戦略的な位置づけをもたせる会社が増えています。そのため、作り込みが丁寧になってきている傾向が見られますが、時間をかけすぎるとネタの旬が切れてしまうので要注意です。

 

企画から発刊にかける制作期間は、発行頻度により異なりますが、だいたい2~3か月かけている会社が多いようです。

 

あわせてよみたい:社内報のスケジュール管理

紙媒体の社内報で主流なのはA4サイズの紙社内報です。コンパクトなB5サイズや、新聞のように折りたたんで持ち歩けるタブロイド版も人気です。

オンラインの社内報

一方、Webやアプリの社内報の長所は、なんといってもタイムリーな更新が手軽にできることと、アクセス解析で各記事の到達率が可視化されることです。イベントの予告、新製品情報の共有などのライブ感の醸成や、社内アンケートの配信などに便利です。

 

ただし、簡単に更新できる=手間がかからない、ということではありません。

 

最初にしっかりした目的意識を持って設計し、継続的な運用をしていかなければ、社内報がすぐに形骸化して、むしろ停滞している雰囲気を醸してしまいます。

 

オンラインの媒体の場合、記事更新の頻度は最低でも週に2本程度がおすすめです。

 

あわせてよみたい:冊子社内報とオンライン社内報の比較

 

一覧に戻る

社内報担当者向け基礎講座

TOPへ戻る