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新規事業を社員に知ってもらう3つの切り口

 

「新規事業を紹介したい!」その目的は?

「新たな事業に進出していくから、社内報でも紹介してほしい。」こんな相談を寄せられることも多いのではないでしょうか。一言で新規事業といっても、その内容や目的は様々であり、社内報での取り上げ方も多岐にわたります。

 

単純に事業や製品の解説をするだけでは、事業と関わりの薄い社員にとっては、自分ごと化しにくく分かりにくいものになってしまいます。しかし、会社として注力する新規事業は、全ての社員や会社の成長にとって不可欠なことが多く、その目的や背景を正しく理解することが求められます。

伝えたい目的ごとに、どのような取り上げ方ができるのか、他社で実際に掲載している企画の一部をご紹介します。

自社のサービスや未来への広がりを感じさせる

自社の可能性を広げる新たな技術を解説

技術の基本を解説し、関わりの少ない社員にも基本情報を理解していただく

  • どんな用途で活用しているのか
  • 自社の技術の特徴(強みや課題)
  • 自社の技術開発の歴史
  • (新技術の場合)従来の技術との違い
  • 新事業にどのように活用されているか

 

技術を活用しているシーンを紹介し、多様な領域で活躍していく姿を伝える

  • 技術の特性と活用されている場面を紹介
  • どのような付加価値を生み出しているのかを紹介
  • 多様な領域での活用を実現するまでの道のりを紹介(開発者等にインタビューを実施)
  • (シナジーを生み出した場合)両事業部の社員にインタビュー
  • 今後の展開

 

 

市場動向を解説し、未来の広がりを見せる

市場そのものを解説し、今後の広がりを期待させる

  • 市場の成長を紹介
  • 市場におけるトレンドを紹介
  • 従来の自社の事業との関わりを紹介
  • 今後の展開可能性を紹介

 

新市場に進出するにあたり、自社の強みがどう活きているのかを解説

  • 新市場で活用される自社の技術やサービスなどの強みを紹介
  • その強みを培ってきた背景や歴史を紹介
  • その強みが、競合とどのように差別化を生み出すのかを解説
  • 今後どのように活用されていくのかの展望を紹介

新事業の特徴を社員が説明できるようにする

新製品・サービスの魅力を解説し、営業トークに活用

顧客のニーズに対して、どのような価値を提供するのかを具体的に紹介

  • 事業立ち上げの背景や新事業に込めた想いを紹介
  • 市場や競合動向を紹介。現状の課題と自社がどう向き合うのかを紹介
  • (従来のサービスや競合と比較した)自社の製品・サービスの強みや特徴を紹介
  • 新商品・サービスのオススメポイントを具体的に紹介
  • 今後の展開やビジョンを紹介

新事業展開の背景にある社員の想いや考え方をひもとく

激しい環境変化に対応し、成果を上げるヒントを紹介

担当者へのインタビューを通じて、新規事業が成功した理由にフォーカス

  • 事業・サービス紹介(概要程度)
  • 成功の要因
  • 成功までの苦労や、乗り越えるための工夫
  • 今後の目標
  • 自社の技術の特徴(強みや課題)

 

事業立案までの道のりを掘り下げ、裏側にある奮闘や苦労にフォーカス

事業化までに何年もの試行錯誤があり、会社としても特に力を入れていく事業の場合、事業の立ち上げにかかわったメンバーや事業部長へのインタビューを通じて、事業化までの道のりをより丁寧に掘り下げることで、読者へその事業にかける熱量を伝えていきます。

  • 新規事業が取り組む分野(顧客や商材などにおける既存事業との違い)
  • 今後の市場動向(市場の伸びや対象となる競合など)
  • 市場における自社事業の強み、競争優位性発揮の取り組み
  • 新規事業の発展の歴史(事業立ち上げから事業化に至るまでの苦労やブレイクスルー)
  • 事業部のコミュニケーションや組織活性化の取り組み
  • 今後の目標やビジョン
  • 社員へのメッセージ

まとめ

新規事業の立ち上げは、会社にとって経営上にも大きな意味を持ちます。社内報での取り上げ方を工夫することで、その重要性や自社の方針を社員にしっかり伝えることができます。社員の理解を深めることはもちろん、取り上げられる側にとってもモチベーションを高めることができる企画。ぜひ、掲載方法を工夫してみてください。

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