もっと読まれる社内報にする定番企画のデザインのコツ

もっと読まれる社内報にする定番企画のデザインのコツ

「社内報、なんか良くなったね!」と言われるために一番効果的なきっかけはデザインを変えること。その中でも定番企画のデザインを変えると社内報の印象は見違えるように良くなります。

社内報のデザインは定番の企画をしっかり作っておくことで、全体の印象が良くなります。
定番企画の他に、特集やさまざまな部署から掲載依頼される寄稿コーナーは予めデザインを決めておくことができないのですが、社内報編集部が独自に執筆したり、原稿を依頼するコーナーに加えて、毎年定例で掲載するトップインタビューなどは、予めデザインを用意しておくことで、業務負荷が軽減し、特集や非定番コーナーに力を注ぐことができ、一つひとつしっかり作っていけるようになります。
そこでここではまず、定番企画のデザインを良くするためのコツをお伝えします。

 


1. 職場紹介のデザイン

職場紹介のデザインで最も工夫が求められるポイントは、社内のさまざま職場で働く人の多種多様な仕事内容や働き方をいかに他の職場の社員に興味深く伝えるか。ここでは3つの例をあげて、その方法をご紹介します。

 

業務内容だけではなく、さまざまな取り組みを本文で幅広く紹介

最近の取り組みを見出しでトピックとして紹介し、本文で業務内容と合わせて紹介する。集合写真は切抜きにして合成できるようにしている。こうすることで、取材当日に欠席者がいても問題なし。

 

部署ごとの多種多様な業務を「時間の流れ」で紹介し、イメージしやすくする

職場内だけでなく、さまざまな場所で仕事をする社員の姿を紹介する場合、たくさんの現場写真を掲載したい。そのときにただ現場を紹介するだけではなく、一日の流れにそって紹介することで、仕事の流れや関係をわかりやすく伝えることができる。

 

拠点が多い場合は地域性が見られる写真や地図でその職場らしさを伝える

仕事内容だけではなく、その職場らしさとともに、元気に仕事に励んでいる社員の姿を伝えるため、本文の文字数を減らして写真の大きさに差を持たせることで、若々しく元気な印象を表現している。

 


2. トップメッセージのデザイン

トップメッセージは年頭の挨拶や新年度の方針発表、入社式、創立記念日などのときに行われる。ここで注意したいのは、どの場面でも同じような印象の誌面にならないようにすること。伝える内容に合った適切な表現にすることで、メッセージの内容を社員にしっかり伝える。

同じ構図でもトップの表情とカラーリングは毎回変えることができる

トップメッセージは演壇で語る姿を写真で掲載するといったルールが特にないなら、演壇で語られる話を掲載する場合でも、写真は別撮りで読者に語りかけるような表情のものを用いたい。

 

メッセージの内容に合わせて段組みも最適なものを選ぶ

年頭の挨拶など、特に格調高く表現したい場合は文字の大小差を抑えてトップの写真を小さくし、段組みも普段の4段組や5段組ではなく、2段組やときには1段組を用いる。

 

限られたページ数で新社長の紹介をする場合、写真でその人となりを伝える

新社長を紹介する場合、さまざまな質問でその人となりを伝えることで社員との距離感を縮めるのがコツ。ただし、文字だけでは印象が伝わらないことが多いので、プライベートも含めてたくさんの写真で紹介するのがコツ。

 

バックも意識した写真で社長の人となりを印象的に表現する

社長に限らず人物を紹介する場合、ついついその人にのみ意識が向かいがち。けど、その人らしさを表現する場合、バックに写っているものが意外と大切。社長室や応接室はもちろん、ときには屋外に出てさわやかな印象を演出するといったことも読者との関係づくりとして工夫してみたい。

 


3. 対談のデザイン

社内報では社員全員に理解しておいてほしいテーマをわかりやすく伝えるために対談という方法をとります。その際、デザインではまず、誰と誰が対談しているのかに加えて、パッと見て対談だということがわかる構図にすることが大切です。

誰と誰が語り合ってるのかを明確にし、読者の関心をより強めるのがコツ

対談の場合、その登場人物がだれなのかがわからなければ興味や関心を持つことができない。そこで対談する人物の写真はもちろん、その人たちのプロフィールをしっか掲載する。また、プロフィールの項目は、対談のテーマに合った内容にすることが大切。

 

聞き手と語り手に分かれる対談はQ&A方式を用いると伝わりやすくなる

とりあげるテーマに関する真意を問うといった対談の場合は聞き手と語り手に分けると読み手は自分ごと化しやすくなる。この場合、本文はQ&A方式を用いて、小見出しを質問にし、本文を回答にするとその内容がよりわかりやすくなる。

 

 


4. 座談会のデザイン

座談会のデザインのコツは、テーマを見出しで明確に伝えるとともに、その場の雰囲気を表現することが大切。単に集合写真を掲載するだけではなく、語り合っている現場の写真を掲載し、その記事で伝えたいメッセージの印象について視覚的に表現し、読者に座談会の意図がしっかり伝わるように工夫します。

座談会風景を撮るときは、全員の顔と表情が見えるようにする

社内報で座談会を行う場合は誌面づくりのことを踏まえた場づくりが必要。特に座議会風景を撮影する場合はロの字型に着席すると、撮影するときに顔が見えない人が出てくる。そうならないように予め、撮影する手前側の席が空きになるようにしておくと良い。

 

若手の座談会なら元気さやフレッシュ感が伝わる演出も考えたい

座談会だから座って語り合うという考えだとステレオタイプな誌面にしかならない。そこで、例えば立ち話のような演出をして、みんなでワイワイガヤガヤ元気に語り合っている表現など、普段とは異なる座談会シーンを取り入れると、よりバラエティーに富んだ社内報にすることができる。

 


4. ニュース&トピックスのデザイン

ニュース記事は会社の動きを伝える上で最も重要な記事。そこで一つでもたくさんの情報を掲載できる仕組みと、読者にわかりやすく端的に伝わるしかけが必要です。

 

 

ニュースの性質に合わせたアイコンで何の記事か端的に伝える

たくさんの記事を掲載しようとすると、一つひとつの記事の文字数は少なくなる。そこで、何の記事かが端的に伝わるように、予めさまざまな記事を5〜6個の性質で分け、そのアイコンを作成しておくと文章はニュースの内容に絞込めるので便利。

 

投稿者の顔写真でコミュニケーション性をアップ!

情報は主語が明確になっている方が伝わりやすい。また、顔写真がたくさん掲載されている社内報は読まれる率が高い。そこで、ニュース記事を投稿してくれる方の顔写真を掲載することで主語を明確にし、より強く読者の関心を惹きつける工夫を施す。

記事の大きさに大小差をつけることで読者の目を惹きつける

記事や要素の大小差が大きい誌面はメリハリがあって読者の目を惹くことができる。そこでピックアップ記事を1~2点選んで大きく掲載し、メリハリのある誌面にする。

 

イラストを用いてその機能や効果がイメージできるように伝える

モノとして見せることができないサービスなどを紹介する場合は、それが利用されている現場や、それを利用することによって得られる効果をイラストでイメージ化して伝え、読者の興味や関心を惹きつける。

 


4. プロジェクト・製品紹介のデザイン

社内報で紹介するプロジェクトや新製品の記事は、社内報だからこそできる紹介の方法を取り入れたい。そこで、プロジェクトや新製品の解説だけではなく、できるだけたくさんの関係者コメントを掲載し、それぞれの思いや誇りが共有できる誌面づくりを心がける。

きっかけ、背景、担当ごとの視点、変遷や系譜など多様な視点を加える

新製品を紹介する場合は、その解説とともに関係者の思いや誇り、各担当者の視点でのこだわりで価値を伝えたい。また、その製品が開発されるきっかけや背景を本文で伝えるとともに、コラム記事でその製品の変遷や系譜などを紹介するなど多様な視点を取り入れて伝えることで社内報の価値を高める。

 

 

 

 

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