もっと読まれる社内報にする定番企画のデザインのコツ

発行目的・編集方針に沿ってデザイン方針を固める

「社内報、なんか良くなったね!」と言われるために一番効果的なきっかけはデザインを変えること。中でも社内報の中で多くのページを占める定例企画のデザインを変えることで、社内報の印象は見違えるように良くなります。
そこで今回は、定例企画のデザインを良くするためのコツをお伝えします。

 

職場紹介のデザイン

職場紹介のデザインで最も工夫が求められるポイントは、職場ごとの多種多様な仕事内容や働き方を、いかに興味深く、かつ魅力的に、社内他の職場の社員に伝えられるかという点です。ここでは、その方法をご紹介します。

 

部署ごとの多種多様な業務を「時間の流れ」で紹介

 

せっかく各地の職場を紹介するのだから、たくさんの現場写真を掲載したくなりますよね。このとき、一日の業務の流れに沿って、仕事の進め方や他部署との打ち合わせなど連携の様子も見える写真を掲載すると、仕事の流れや部署間の関係を分かりやすく伝えることができます。

 

 

所属する社員の様子が分かる写真をたくさん載せる

 

仕事内容だけではなく、その職場らしさや、元気に仕事に励んでいる社員の姿も伝えましょう。本文の文字数を減らして写真の大きさに差を持たせることで、若々しく元気な印象を表現できます。

 

また、地域性が見られる写真や地図を掲載することによって、その職場らしさを伝えることもできます。

 

    • Tips:集合写真撮影のテクニック

集合写真は切抜きにして合成できるように撮影すると、取材当日に欠席者がいてもきれいな紙面に仕上がります。

トップメッセージのデザイン

トップメッセージは年頭や新年度の方針発表といったタイミング、あるいは、入社式、創立記念日などに合わせて掲載されるほか、社長への親近感を高めるのためにも非常に重要な企画です。掲載シーンごとに誌面の印象を適切に変えられるようにしましょう。

 

 

メッセージの内容に合わせて見出しや写真の使い方を工夫する

 

経営方針や理念の重要性を伝える場合は、見出しの文字をいつもより大きめにしてみましょう。重要な項目が読者にピンポイントで伝わり、一層の浸透効果が期待できます。

 

また紙面に掲載する写真も、メッセージの内容に合わせて、ディレクションしてみましょう。社員に語り掛けるようなメッセージ内容であれば、カメラ目線のアップ気味。会社の未来について語るようなときには、あえてカメラ目線を外し、やや引き気味の写真にするとメッセージ性が一層深まります。

 

なかなかテーマを見いだせない場合には、社長室や応接室内での撮影だけでなく、屋外で撮影するなど演出に変化を持たせるといったところも工夫をしてみましょう。

 

  • Tips:新社長の紹介をする場合

新社長を紹介する場合には、プライベートにまつわる様々な質問(趣味や休日の過ごし方など)でその人柄を伝え、社員との距離感を縮めるのがコツ。ただし、文字だけでは印象が伝わらないことも多いので、プライベートも含めてたくさんの写真で紹介するとより効果的でしょう。

対談のデザイン

対談企画では、「パッと見て対談であることが伝わるデザインであること」が大切になります。また、誰と誰が対談しているのかに加え、対談者や対談内容の魅力が伝わるデザインにすると、閲読率が高まります。

 

写真撮影のやり方

対談者のステータスを明確にし、読者の関心を強める

 

対談の場合、その登場人物が誰か分からなければ、読者は興味や関心を持つことができません。そこで対談する人物の写真はもちろん、その人たちのプロフィールをしっか掲載しましょう。企画タイトルには、対談のテーマが分かりやすいよう特に大きく掲載しましょう。

 

 

聞き手と語り手に分かれる対談はQ&A方式を用いる

 

聞き手が語り手に質問していくといった内容の対談の場合は、本文をQとAとに分けると対談内容をシンプルかつ分かりやすく読者に伝えることができます。

座談会のデザイン

座談会のデザインでは、テーマを見出しで明確に伝えるとともに、その場の雰囲気を表現することが大切です。単に集合写真を掲載するだけではなく、語り合っている現場の写真を掲載し、その記事で伝えたいメッセージの印象を視覚的に表現することで、読者に座談会の意図がしっかり伝わるように工夫します。

 

 

座談会風景を撮るときは、全員の顔と表情が見えるように気をつける

 

座談会を行う前に、誌面に必要になる写真構成をしっかり確認しておきましょう。必要になる写真の内容に踏まえて、会場のセッティングや場づくりを行います。

会場セッティングのコツは、全員の顔がしっかり撮影できるよう「コ」の字にテーブルを配置することです。また、話者の荷物やペットボトルが映らないようテーブルの上もきれいに片づけておきましょう。

 

撮影へ

若手の座談会なら元気さやフレッシュ感が伝わる演出を

 

座談会だからと言って、座って語り合う形式にするだけだとステレオタイプな誌面にしかなりません。そこで、テーマに合わせて演出を変えてみるのもおすすめです。

 

例えば若手中心の座談会を企画するのなら、立ち話用の会場セッティングを行い、ワイワイガヤガヤ元気に語り合っているシーンを取り入れてみるなど。

 

バラエティーに富んだ雰囲気を演出し続けることで、社内報のファンを増やす効果が期待できます。

新製品紹介・プロジェクト紹介のデザイン

新製品・プロジェクト紹介の記事では、社内報だからこそ紹介できる情報を取り入れたいところです。新製品やプロジェクトそのものの解説だけではなく、できるだけたくさんの関係者のコメントを掲載し、それぞれの思いや誇りが共有できる誌面づくりを心がけましょう。

 

きっかけ、背景、担当ごとの視点、変遷や系譜など多様な視点を加える

 

新製品やプロジェクトを紹介するときは、その解説とともに関係者の思いや誇り、各担当者の視点でのこだわりなども伝えましょう。

 

その製品が開発されるきっかけや、苦労、それをどう乗り越えたかなどといったことを本文で伝える他に、コラム記事でその製品の変遷や系譜などを紹介するなど多様な視点を取り入れていきましょう。社内の成功体験・ナレッジを水平展開でき、社内報の価値が一層高まります。

ニュース・トピックスのデザイン

ニュース・トピックス記事は会社の動きを伝える上で最も重要な記事です。ひとつでも多くの情報を掲載できる仕組みと、読者に分かりやすく端的に伝える工夫が必要です。

 

ニュースの性質に合わせたアイコンで記事内容を端的に伝える

 

たくさんの記事を掲載しようとすると、一つひとつの記事の文字数は少なくなります。記事の性質ごとにカテゴリ分けをし、見出し付近にカテゴリに対応したアイコンを表示させると、内容が一目で分かるようになります。その結果、読みやすくてすっきりしたデザインに仕上がります。

 

 

投稿者の顔写真によって主語を明確に

 

顔写真がたくさん掲載されている社内報は読まれる率が高くなります。また、情報は主語が明確になっている方が伝わりやすいものです。

 

ニュース記事を投稿してくれる方の顔写真を掲載することで主語を明確にし、より一層読者の関心を惹きつけてみましょう。

 

 

記事の大きさに大小差をつける

 

記事や要素の大小の差が大きい誌面は、メリハリがあって読者の目を惹くことができます。特にピックアップしたい記事を1~2点選んで大きく掲載するのがおすすめです。

 

 

サービスを紹介する場合はイラストを用いる

 

モノとして見せることができないサービスなどを紹介する場合は、それが利用されている現場や、それを利用することによって得られる効果をイラストで伝えると読者の興味や関心を惹きつけることができ、効果的です。

まとめ

デザインを変えると言っても、難しいことはありません。定番企画のいつものデザインを、一工夫してもっと伝わりやすいものに変えられれば、社内報全体の印象もガラリと良くなります。それぞれのコーナーでどのように変えるのが効果的なのか、上記のアドバイスを参考に、試してみてください。

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