毎年同じ記事になってしまう…。

Q.私は今年から社内報を担当することになりました。

過去の社内報を読むと、一昨年の記事と昨年の記事、今年とまるで変わりがありません。まあ社内行事や新商品の出る時期など毎年ほとんど変わらないので仕方がないのかもしれませんが。またグループ会社との兼ね合いもあり、大きな変化をつけるのは難しいようです。しかしせめて文面だけでも前任者との違いをつけたいのです。どうすればよいでしょうか。

 

A.編集者の視点で情報を付け加えてみましょう。

社内報担当者が、2~3年ですぐに入れ替わってしまう場合ほど、社内報の企画のマンネリ化が問題になるようです。担当者が業務に慣れていなければ、前任者の業務をそのまま同じように行う方が、確かに失敗は少なくなります。しかし、昨年の号とまったく同じでは、読み手はもちろん作り手にとっても張り合いがありませんよね。マンネリ化を打破する最善の方法としては、年間計画を立てることをおすすめします。1年間に発行する号すべてのページネーションを、仮の状態で作成します。同時に、会社の一年間の行事を前もって把握しておくことで、昨年扱っていない記事を取り上げることができるようになります。

しかし、「大きな変化をつけるのが難しい」とのことですので、記事の内容の大枠は変えずに「今年ならでは」のひと工夫を加える方法をご紹介します。まずは、原稿執筆者から上がってきた原稿を手直ししてみましょう。原稿執筆者にとって、なかなか自分の仕事を客観視するのは難しいものです。社内報編集者の視点で、読み手が知りたい情報や、読み手を惹きつける情報を付け加えましょう。

 

例えば、新商品の場合は以下のような情報を調べて付け加えます。

・開発のきっかけ
・開発のプロセス、開発にかかった期間、関わった部署
・旧型製品との違い
・顧客のニーズの変化、市場の変化
・新商品を生産するために開発された新技術
・パッケージや売り方の工夫
・販促活動の特徴
・開発にあたり苦労した点

 

新商品の情報は、商品を販売する営業さんだけではなく、全社員が知っておきたい情報です。営業用の商品カタログの情報を、全社員が把握しているとは限りません。「これはみんな知っているだろう」と思わずに、「予備知識ゼロの人にも分かる」ことを念頭において、追加情報を集めましょう。

 

 

 

 

 

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