読みたくなる社内報になっている?デザインの良し悪しをチェックしてみよう!

社内報は 企業の情報を扱うため内容が難しくなりがちですが、レイアウトや文字、イラストやグラフの使い方ひとつで、伝わりやすさは大きく変わります。

とはいえ、デザインをどうすればいいかというのは悩ましいですよね。

本記事では、読みたくなる社内報にするための、デザインのチェックポイントを紹介します。ぜひ、自社の社内報がどうなっているかチェックし、改善に役立ててください。

よいデザインとは?

皆さんは雑誌をめくっていて、目を引くページだけを読んだりすることはありませんか。

また、文字ばかりが羅列しているページを、思わず飛ばしてしまうことはないでしょうか。

 

読者が読むのを止める理由は、「分かりにくそう」「難しそう」 見出しや本文量などのデザインで「読みにくい」という印象を与えてしまえば、読者に読んでもらえません。読みたくなる社内報にするために、デザインを整えることは必要不可欠です。

 

よいデザインには、大きく3つのポイントがあります。

 

①文字

②レイアウト

③デザイン演出(飾りや色味など)

 

それぞれどんな工夫がされていると読みやすいのか、チェック項目を使って自社の社内報をチェックしてみましょう。

読みたい社内報になっているかポイントをチェック!(2分でできるチェックリスト)

文字

読者アンケートの中で一番指摘が多いのは、「文章が読みにくい」ということです。

 

文字のサイズが小さい、長文が多すぎて読もうと思えない、といった声が代表的ですが、発行物である以上文章は必ず載せなければいけないもの。まずは、文字を扱う際のデザインルールを守ることから、自社のデザインを見直していきましょう。

 

  • 1タイトル 、キャッチ、リードがきちんと設けられており、冒頭を読めば何を伝えるための企画かが分かる。
  • 2長い文章には、きちんと見出しやキャッチコピーがある。
  • 3文章が適度に改行されている。(20~40字程度で改行するのが望ましい)
  • 4文字サイズが小さすぎない、読みやすいフォントが使われている。
  • 5冊子全体と通して、使用するフォントが1~2種類に絞られており、頁ごとにデザインに統一感がある。
  • 6フォントのサイズが1冊を通して決まっている。(本文、キャプションごとに固定のサイズを使う)
  • 7文字数が多すぎない。(目安として1頁あたり多くても1000文字以内に収める)
  • 8連載コーナーに関しては、コーナータイトルが設けられていて、毎号統一感がある。
  • 9頁数が多い場合、目次が設けられている。(20頁以上が目安)
  • 10表紙に特集コーナーのタイトルが書いてある。(冊子を開く前に何について書かれているかが分かる)
  • 11言葉で説明しにくいものは図解などが用意されている。
  • 12長文を読ませる工夫がある。(要点の抜粋や、図解を用いるなど)

 

レイアウト

次に考えたい のがレイアウト(配置)です。

きちんと掲載する情報を整理整頓してあげることで、より読みやすい誌面に近付きます。

皆さんも雑誌を読むときに、ぱらぱらめくって気になったページから読み始めますよね。

社内報において、目的を持って読む人は基本的にはいません。思わず目に留めてしまうように、レイアウトを整えましょう。

 

  • 1主役ページ (トップ・特集など)はメリハリのあるデザインになっている。(主役となる写真が他ページより大きい、見出しが大きく目に留まる、彩度の高い色が使われている)
    • 2フリーレイアウトのページがある。(固いページばかりが続かない)
  • 3冊子をパラパラとめくる中で、ここが主役だと感じられるような、デザインが強調されたページがある。
  • 4どこから読み始めるのかが意識せずとも分かる。また読む途中で迷わない。
  • 5必要な余白が取られている。
  • 6人のコメントやインタビューが、その人の名前や顔写真の近くに配置されている。
  • 7同じようなレイアウトのページが続いていない。
  • 8他の書類にまぎれたときに、表紙が目をひく。
  • 9全身写真や動きのある写真が使われている。(正面写真ばかりではない)

 

デザイン演出(飾りや色味など)

最後に、色味や飾りなどのあしらい方に関してチェックしてみましょう。

これらの要素はデザインの印象 を左右するものです。社内報のような経営層から若手社員まで幅広く読まれるような冊子では、幅広い読者に受け入れられるようなデザインが大事です。

ファッションにTPOがあるように、読者に合わせて適切なデザインがあります。

社内報のデザイン演出が適切かどうかの観点で確認してみましょう。

 

  • 1赤やピンクなどの派手な色味を使いすぎていない。(使用するとしても特集など、目立たせたい企画に絞って使用している)
  • 2小さなところまで企画に沿った飾りがあしらわれており、内容にあったデザイン工夫が細部で見られる。
  • 3TPOに適した色味や飾りが使用されている。(トップメッセージなのに子供っぽいデザインでは品を欠く、表彰頁には表彰を感じさせるメダルや盾などお祝い感が演出されている)
  • 4適度にマンガやイラストを用いている(コンプラ、制度紹介、技術解説など)

すぐに取り入れられる!読みたいデザインにするためのポイント

文字

リード・キャッチ・見出しを必ず入れる

本文だけの文章は、読者に読んでもらえません。リードやキャッチ、見出しは必ず入れましょう。またキャッチは、伝えたいことが一目で分かるものにしましょう。

 

例:

海外研修について→海外研修で、働くフィールドを広げよう。

新入社員紹介→新たに●名が仲間入り!新入社員の●●を聞いた。

 

 

レイアウト(配置)

文章が多くなる場合

例:トップメッセージ、プロジェクトストーリー など

 

要素が多すぎる場合、すべてを無理に誌面に入れようとすると、レイアウトが壊れてしまい、視線の流れが作れず、読みづらくなってしまいます。このようなケースではよく、本文テキストの入るスペースがガタガタといびつ になっています。読みやすい本文は、段が階段状に配置されている状態 です。ページが完成した時に、読者がどのような順番で見ていくかシミュレーションしてみましょう。余白を意識してつくるのもポイントです。

 

 

固い内容を易しく伝えたい場合(固い!を払拭)

例:決算、製品・技術紹介、SDGs・ESG など

 

フリーレイアウト、QA式を採用しましょう。本文形式にするよりも、短い情報をポンポンと読み進められるほうが読みやすいです。また、漫画で解説するのも効果的です。

 

 

 

単一要素が多い場合

例:ニュース・お知らせ、表彰記事(業績功労・永年勤続賞)など

 

ニュースなど、単一情報がたくさん並ぶ場合、ごちゃごちゃして分かりづらくなりがちです。極力華美な装飾は抑えましょう。また並列に連ねるほうが検索しやすく、使いやすくなります。

 

 

デザイン演出

企画や目的に応じた印象を出す

例えば、経営方針を直接的に伝えたいときは、ポップでにぎやかな印象よりフォーマルにした印象のデザインがふさわしいでしょう。

また、生き生きと職場を見せる部署紹介の誌面は、その部署の様子や、社員間の仲の良さ、一体感が伝わるデザインにしたいですね。また、読者層によっても好まれるデザインは変わってきます。

 

発行頻度が高く、速報性の高いニュース的な役割を持つ社内報は、短時間でさっと要点が伝わる新聞やタブロイド紙、週刊のフリーペーパーがデザインの参考になりますし、発行頻度が低く、じっくり読み込んでもらう読み物のような社内報は、保存性の高い月刊誌が参考になります。

読者が社内報を読むシチュエーションを考慮し、「果たしてそのシーンに合っているデザインか?」という視点と、発行目的を実現するための編集方針を考慮してデザインを判断するのが大事です。

 

 

ページネーション(台割)で一冊の流れを共有

社内報などの冊子形態の発行物は、連続したページで構成されています。

デザイン、レイアウトの役割は、この冊子の中の情報に読者の目線を誘導することです。何となくパラパラとページをめくる読者の注意を引き、目を留め、読んでもらい、さらにこちらが意図した行動を起こしてもらう必要があります。

ページネーション(台割)を作成し、一冊の構成の流れと編集者の意図を理解してもらうことが、分かりやすく、読みたくなる誌面への第一歩です。

 

 

書体の選び方

本文の書体は、読み手が見慣れているものを選ぶとよいでしょう。

読み手が心地よく感じ、読まれやすくなります。一般的には、タテ組みは明朝体、ヨコ組みにはゴシック体が適しています。

太字は強調するための書体で、本文やリード文で何行も使うと読みにくくなってしまいます。どうしても使いたい場合は、行間を広めに取り、文字同士が埋もれないようにするなどの方法があります。

 

 

タテ組みとヨコ組みの使い分け

右開きの冊子は、基本的にタテ組みですが、ヨコ組みを混在させることができます。

一般的な雑誌にもタテ書き、ヨコ書きが一冊の中に混在しているものが多いです。文章中心の読み物や特集などの主要コンテンツはタテ組み、グラフや外国語、数値を使うものはヨコ組みという使い分けをします。

基本がタテ組みのページは、1ページ の中にヨコ組みがあっても不自然ではありませんが(コラムや写真のキャプションなど)、基本ヨコ組みのページにタテ組みの文章が入ることは、視線の流れに沿わないため、原則行いません。

 

 

人間の目線の動き

人間が誌面を見る時、どのような順番、流れで見るかはほとんど決まっていると言われています。ポイントは以下の3つです。

 

  • 1人の目は上から下へ動くもの。伝えたいものは上部から配置しましょう。
  • 2誌面において目を引きやすいエリアは、左上と右上。反対に手でかくれがちな下部や中心(ノド)周辺は見落とされる可能性があります。
  • 3ヨコ組みは左上から右下、タテ組みは右上から左下へ視線が動きます。この流れを妨げることなく要素を配置すると、読者にとって読みやすい誌面になります。
    • おわりに

デザインをいくつかのポイントから見直すだけで、読者に読んでもらえる確率は高まります。文字・レイアウト・デザイン演出の3つの観点からこれまでの社内報を見直し、伝えたい内容や読者層に合ったデザインへと変えていきましょう。

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