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社員の魅力を伝えきる! 社員紹介企画の作り方

 

社員紹介企画とは

自社の社員を紹介する企画。特定の社員だけを取り上げるもの、複数の社員をまとめて取り上げるもの、社員同士で対談や座談会を開いてもらうものなど、その形式は様々あります。

 

いずれの場合も、「社員がその企画の主役である」ことが最大の特徴。登場した社員の魅力をいかに引き出せる企画にできるかが、重要なポイントになります。

社員紹介企画の作り方

  • 社員紹介企画の目的を考える

社員紹介企画を掲載するにあたって、なぜ社員を紹介する必要があるのか、あるいは社員紹介を通じて何を達成する必要があるのか、社員紹介企画の目的について考える必要があります。

 

社内報の発行目的や編集方針に沿って、社員紹介企画の目的を定めてみましょう。

 

発行目的についてはこちら

発行目的

編集方針についてはこちら

編集方針

 

社員紹介企画の目的としては、次のようなものが考えられます。

 

  • 特定社員が持つノウハウやナレッジを共有する
  • 自社へのエンゲージメントを高める
  • 働き方改革や健康経営の実践例や制度の使い方を紹介する
  • 目標となる社員像を明確にする
  • 部門を越えたコミュニケーションの創出を後押しする

 

これらの例はほんの一部です。設定する目的によって、無限の可能性を秘めているのがこの企画の面白いところです。

 

  • 人選を考える

社員紹介企画の目的が決まったら、次はどの社員を掲載するのかを決めます。最も目的に沿っている、適切な人選を行う必要があります。

 

例えば現場で活躍する社員が有する「作業ノウハウ」を水平展開しようとした際には、実際に作業業務を担当している社員を取り上げることが理想的です。「その現場の管理者だから」という理由で上司を取り上げてしまうと、「作業ノウハウ」としての説得力は薄まってしまいます。

 

広報の中だけで人選をすることが難しい場合は、人事部をはじめ、他の部署に問い合わせて聞いてみることも有効です。思わぬところで活躍している社員の存在を知ることができるきっかけになるかもしれません。

 

  • 紹介の仕方を考える

人選後は、その社員の持つ魅力を最大限に伝えられる紹介方法について考えます。

 

例えば特定の制度をうまく活用している社員を紹介するのであれば、その活用方法がよくわかるスケジュール術であったり、その制度を使おうと考えた背景が見える構成にするとよいでしょう。

 

目標とすべき人物像として紹介したい場合には、その社員の威風を表現する必要があります。よって、その人の考え方や思いが見える文章構成はもちろん、写真の使い方にも気を遣う必要が出てきます。

 

では、以上のステップを踏んだ企画案の具体例を見てみましょう。

 

  • 特定社員が持つノウハウやナレッジを共有する

掲載人数:1人

人選方針:技能を生かす職種の社員

編集方針:業務中の写真から注目すべきスキルポイントを強調し、参考しやすいようにする。

  • 自社へのエンゲージメントを高める

掲載人数:1人以上

人選方針:奮闘する若手や表に出ない職種の社員

編集方針:自社に貢献している様や彼らの持つマインドを引き出し、会社への帰属意識を高める。

  • 働き方改革や健康経営の実践例や制度の使い方を紹介する

<事例>

掲載人数:1人以上

人選方針:働き方改革や健康経営の制度を有効活用している社員

編集方針:就業日一日のスケジュールを掲載し、具体的な行動プロセスを可視化する

三井不動産

  • 目標となる社員像を明確にする

<事例>

掲載人数:1人

人選方針:役員、マネジャー職の社員

編集方針:上層で活躍する社員の業務に臨む際の考え方や苦しい時期の乗り越え方を共有してもらう

  • 部門を越えたコミュニケーションの創出を後押しする

<事例>

掲載人数:2人以上

人選方針:不特定多数

編集方針:業務に直接関係のない、趣味や娯楽をテーマに社員から寄稿をいただく

 

他にもパターンは無数にあります。これらの例を参考にしつつ、自社の状況に適したオリジナルな社員紹介を考えてみましょう。

まとめ

社員紹介企画を作る際には、土台となる企画目的をまずはしっかりと決め、その目的に応じてどの社員を紹介するか、どのように紹介するかを考えます。

「私もこの企画に掲載されたい!』と思われるような魅力的な社員紹介を作れるよう、工夫を凝らしてみましょう。

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