1. 知っておきたい、簡易校正と本紙校正
色校正には大きく分けて2つの種類があります。ひとつは本紙校正です。実際に使用する用紙に印刷するため、写真などの色の再現性を確認しやすい特長があります。ただしコストは割高ですので、商品カタログや社外に配布する冊子では、印刷工程前に本紙校正を出して確認することが多いです。もうひとつは、簡易校正というもので、本紙校正よりもコストが安いのが特長です。ただし、実際に使用する用紙ではなく、印刷機器指定の用紙を用いるため、確認する色は実際の色とは若干異なりますが、ほとんど差はないため、社内報の色の確認には簡易校正を選ぶ会社がほとんどです。
2. モアレ・版ズレ・データ不備の最終確認
印刷のありがちなミスとしては、モアレや、版ズレがあります。薄い布が重なり合ったときなどに、連続模様が重なって生じる新たな模様をモアレパターン、略してモアレとよび、干渉縞ともいいます。モアレに関しては、画像をスキャニングする際、フォーカスを合わせず焦点をぼかす、あるいはスキャニングした画像にぼかし処理を加えると、パターンそのものが完全になくなるわけではありませんが、モアレの発生はかなり抑えることができます。また、版ズレにも気をつけましょう。2色以上の色を使って印刷物を作成したとき、それぞれの版がずれて製版または印刷されていることを指します。輪郭がぼやけたり、塗りつぶすはずのところに隙間ができ、紙の色が透けて見えたりすることがあるので、色校正時には、トンボがずれていないかどうか確かめるとわかりやすいです。
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